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生化学血液検査でわかること

腎機能の検査

クレアチニンが高い場合

次のようなことが考えられます。
●腎臓の機能低下
●筋肉の病気

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クレアチニンが低い場合

次のようなことが考えられます。
●栄養状態の悪い場合が考えられます。
●筋肉量が極端に少ない場合

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尿素窒素が高い場合

次のようなことが考えられます。
●腎臓の病気で腎機能障害がある場合
●脱水を起こした場合
●消化管出血を起こしたとき

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尿素窒素が低い場合

次のようなことが考えられます。
●たんばく質の摂取不足
●肝機能低下状態

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「腎機能」に関する生活習慣・改善方法

根本的な治療薬はないので、食事療法が中心になります。
●タンパク質の制限
本来なら尿と一緒に排泄されるはずの尿素など窒素化合物が腎機能低下で体内にとどまってしまいます。窒素化合物はタンパク質が分解してできるので、タンパク質の摂取を制限する必要があります。

●エネルギーの確保
摂取エネルギーが不足すると、エネルギー源として体のタンパク質(筋肉など)が分解され、タンパク質分解産物である尿素やクレアチニンなどが生じます。タンパク質の分解を防ぐために、油脂類、砂糖類、でんぷんなどタンパク質を含まない食品をしっかりと摂取するようにします。

●塩分の制限と水分の制限
腎臓の機能が低下すると体内の余分な塩分(ナトリウム)と水分(尿)が十分に排泄されず、血液量が増加して血圧が上がります。腎臓の機能が低下すると水分が組織間隙に溜まって「むくみ」が起こります。水分の制限と同時に塩分の制限が必要になります。


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e-GFR値のステージ

●慢性腎臓病(CKD)は、その重症度に応じて、ステージ1からステージ5の5段階に分けられています。
●その指標となるのが推算糸球体濾過量(e-GFR)です。
 これは、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示しており、この値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。

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「CKD」に関する生活習慣・改善方法

慢性腎臓病(CKD)は、重度になるまで自覚症状はほとんどなく、気づかないまま放置し、病気が進んでしまう例が多くあります。早期であれば、原因に対処することで進行を抑えたり改善することが可能です。
●早期発見が重要
腎症を発見するためには、微量アルブミン検査が有効です。この検査は、微量のタンパク(アルブミン)を、感度のよい方法で尿から調べる検査方法です。

●血圧値をチェック
高血圧が続き血管が障害されると、動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞が起きやすくなるだけでなく、 CKDも悪化しやすくなります。

●血糖値をチェック
血糖値が高い状態が続くと、腎臓で血液をろ過する糸球体などの血管も傷ついてしまいます。糖尿病のある人は、血圧コントロールを続けると同時に、血糖コントロールにも取り組むことが必要となります。

●毎日の運動を習慣化する
ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分程度行うと効果的です。尿タンパクが減少し、高血圧、身体機能、脂質代謝などの改善が認められています。

●塩分摂取量を減らす
塩味の濃い食品をたくさんとると、のどが渇くので水分を多くとります。体内の水分量が増えて、血液の量も多くなるので、心臓から送り出される血液も増加し、血管にかかる圧力が増大して血圧が上がります。

●体重をコントロールする
肥満を防ぐには、食事などからとる1日の摂取エネルギー量が消費エネルギーを超えないようにすることが必要です。すでに肥満がある人は、食事の改善に併せて運動もより一層大切です。

●たばこを吸わない
喫煙は血管を障害するため、喫煙している人は禁煙しましょう。たばこの本数が増えれば増えるほど腎機能障害は進行しやすくなります。


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