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生化学血液検査でわかること

肝機能の検査

ASTが単独で高い場合

●肝臓障害の場合や、筋肉、血液系に問題がある場合もあります。
 採血時の溶血(採血時に赤血球が壊れること)が原因となる場合もあります。

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ALT以外の組み合わせが高い場合

●肝臓の障害が疑われます。

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AST,ALT,γ-GTが基準値より低い場合

●ほとんど問題になることはありません。

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生活習慣で問題になるもの

●アルコール性肝機能障害と過食・肥満による脂肪肝があげられます。アルコール性肝障害は初期の段階ではγ-GTが上昇し、悪化するとAST、ALTともに高い値になります。脂肪肝の場合は初期の段階では肝機能の値に異常は認められません。脂肪の蓄積が過剰になると高い値になります。

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生活習慣以外で肝機能障害になるもの

●ウイルス性肝炎、自己免疫性肝障害、肝臓ガンなどいろいろな肝臓病があります。AST、ALT、γ-GTの値だけでは病状を正確に把握することはできません。この他の肝機能検査、ウイルスの検査や超音波検査などを受け専門医による医療管理が必要になります。

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「肝機能」に関する生活習慣・改善方法

●禁酒、または節度ある飲酒を
純アルコール20g程度が1日の適度な飲酒の目安量とされています。もの足りなく感じる人も、日本酒ならば2合を上限として、休肝日を作って1日あたり1合になるようにしましょう。

●おかずの品数を多く
肉・魚などの主菜は、タンパク質を多く含み、肝臓の再生を助けますが、脂質も含まれるため、摂りすぎるとエネルギー過剰になります。野菜、きのこ類、海藻類の副菜は、低カロリーでビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。これらをたっぷり摂り、おかずの品数を、主菜1品、副菜1~2品として、増やすなら副菜を1品増やすようにしましょう。

●アルコールをご飯の代わりにしないように
アルコール飲料にはエネルギーのみで栄養素がほとんど含まれていませんが、ご飯には炭水化物のほか、ビタミンB1、食物繊維などが含まれていますので、アルコールを適量にして、ご飯も軽く茶碗に1杯程度は食べるようにします。

●エネルギー過多を避けましょう
過栄養性脂肪肝の原因は、食べ過ぎと運動不足です。脂肪だけでなく糖質やアルコールなども、摂りすぎれば余った分は中性脂肪に作り変えられ、肝臓や皮下脂肪に蓄えられます。エネルギーオーバーとなっている食習慣を改める必要があります。


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