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生化学血液検査でわかること

糖代謝の検査

血糖値が低い場合

●いわゆる低血糖といわれる状態です。空腹状態で低値になることがありますが、たびたび低い値の時はインスリンの分泌増加の状態を疑います。

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血糖とヘモグロビンA1cの値から血糖値の診断基準に照らしあわせると

●随時血糖(採血する時間条件がない)が200mg/dl以上
●早朝空腹時の血糖が2回連続で126mg/dl以上の方は、糖尿病が疑われます。医療機関で栄養指導を受け ることをお勧めします。
●HbA1cが6.5%以上のときは糖尿病が疑われます。
 診断には医師による問診、診察等が必要です。今回の検査で医療機関への受診を勧められた場合は、出来るだけ早めに医療機関に相談してください。
●1回目の検査でHbA1cが正常で早朝空腹時の血糖が110mg/dl以上126mg/dl未満の方は糖尿病予備軍の可能性があります。
 これに当てはまった方は次回の改善目標値は109mg/dl以下にしましょう。

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「糖代謝」に関する生活習慣・改善方法

●腹八分目を目安に
血糖値を下げるには、単に糖質を減らせば良いというものではなく、適正なエネルギーバランスが大切です。1日の摂取エネルギーは、健康な人の10~20%減の「腹八分目」を目安にしてください。

●良質なタンパク質を摂る
血管を丈夫するために良質なタンパク質が必要です。タンパク質を構成するアミノ酸のバランスが良いものです。肉、魚、卵、牛乳、大豆、大豆製品などがあります。

●ビタミン、ミネラルはしっかりと
ビタミン、ミネラルは、エネルギー代謝を促進して血糖値を下げるとともに血管の細胞の再生のためにも大切です。特にブドウ糖代謝に必要なのはビタミンB1で、豚肉、うなぎ、魚介類、豆類、そばなどに含まれています。

●食物繊維はたっぷりと
食物繊維は、糖質が腸管から吸収されるのを遅らせる作用があるため、血糖値が上昇しにくくなります。 野菜は1日に350g以上を摂り、水溶性食物繊維であるこんにゃく、きのこ、海藻類も充分に摂るようにしま しょう。

●アルコールを控える
アルコール飲料はエネルギーが高く、吸収されやすいので血糖値が上昇しやすいため、糖尿病が疑われる場 合には原則として禁止です。
血糖値があまり高くない人で、「体重が標準体重であること」「ビタミン、ミネラルが充分摂れている」ことなどの条件付きで、1日に160Kcalほどの飲酒が認められることもあります。その量は、ビールならコップ(180cc)に1杯半、日本酒ならコップに3分の2ほどです。

●甘いものを控える
菓子類や清涼飲料水は、砂糖が多く含まれていて血糖値が上昇しやすいので控えましょう。

●規則正しい食生活を
一度食事を抜くと次の食事は量が多くなりがち食べる量が多くなりがちで、血糖値も上がりやすくなります。三食が同じような分量になるようにしましょう。食事を始めて血糖値が上がり、満腹感を感じるまでにはおよそ15分かかりますので、ゆっくりと食事し、急に血糖値を上昇させないことが大切です。


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